沖庭便りは皆様への情報発信の場として緑や造園に関する情報、
沖縄に関する情報を掲載していきたいと思います。
最近いくつかのテレビ番組で首里城の工事が完成したことが紹介されていました。その中で銭蔵(ぜにくら)(休憩施設として工事をしました)や首里城正殿裏側の御内原(おうちばる)、東(あがり)のアザナ、また、最後の工事となった美福門(びふくもん)の紹介をしていました。
当社としても石積や植栽等いろいろな工事に関わることが出来、また、今回、首里城最後の工事となった美福門およびその周辺の工事に携われたことは光栄なことだと感じています。
天野株
若い木の樹皮は緑色で、幹に鋭いトゲが密に生える。
成木は樹皮が褐色に変わり、トゲは古くなると落下する。
幹は根元の方からトックリ状に膨らむことから、トックリキワタの名前を付けたものと思われる。
実は楕円形で長さ10cm程度、表皮は緑色で、熟すとひび割れ、実の中に詰まっている綿が飛び出す。
実の中には綿に包まれた多数の種子がある。
沖縄で琉球政府の農業技術者であった天野鉄夫氏が、1964年、ボリビアのオキナワ移住地で開かれたボリビア移住10周年記念式典に参加した際、ボリビアから種子を持ち帰った。
帰国後、自宅で種子から苗木を育て、1970年に初めて開花に成功させたようである。
その後、沖縄県の各地に植樹されるようになった。
沖縄への導入の経緯から「トックリキワタ」を「南米ザクラ」とも呼んだりするようです。
天野株は大きく成長し、天野氏邸で生育が困難となったため、2005年3月におもろまちバスターミナル側の新都心公園に移植された。 移植当時は枝葉も少なかったが、9年経って花を多く咲かせるようになったようです。
元のように枝葉が大きく育ち、花が見事に咲き誇るまでには、まだまだ時間がかかるようです。
那覇市の与儀の通りにはトックリキワタの並木があります。
ここは那覇でも最初のころに植栽されたものと思われます。
ある程度大きく育ったころに高さ3m程度だったと思いますが、枝を接ぎ木した経緯があります。
それは通り全体に花を咲かせることが目的だったのかと思います。
接ぎ木をすると花咲きが良いということからだと思います。
左に白い花がありますが、これは多分接ぎ木の時に白い花の咲く枝が接ぎ木されたからだと思います。
この1本だけに白い花とピンクの花が咲いています。
ついこの前(2024.11)、この通りを歩いて見たが、まだあまり咲いてはいなかったのですが、通りにはトックリキワタ祭りののぼりが立っていました。
トックリキワタが愛されるようになったのかなと思います。
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